4人に1人は歯が溶けている?「酸蝕歯(さんしょくし)」ってなぁに?|駒込駅徒歩5分・田端駅徒歩8分の歯医者【駒込歯科クリニック】
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2024.03.02
寒暖差も大きく風邪やコロナに気をつけないと…
少しピリピリしちゃう毎日ですよね💦
さて今日は、題名にある通り、4人に1人は歯が溶けている?「酸蝕歯(さんしょくし)」についてです。
初めて聞かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、酸蝕歯とは酸性度の高い飲食物(pH5.5以下)の酸によって、歯の一番外側の表面のエナメル質が溶ける状態をいいます💦
よく聞く「コーラで歯が溶ける」といわれる主な理由は、コーラに含まれる酸が歯のエナメル質を溶かす性質を持っているということが挙げられますが、実は、普段の食事でもお口の中は酸性に傾き、歯は溶けてしまいます。
その酸が原因で歯の表面のエナメル質が酸が溶けてしまった歯を「酸蝕歯(さんしょくし)」といいます。
2015年に行われた調査によると、約4人に1人が酸蝕歯であるというデータもあり、近年では歯周病や虫歯に次ぐ「第三の歯科疾患」として問題になっています。
エナメル質が溶けると、内面にある象牙質がむき出しとなってしまうため虫歯にもなりやすく、熱い物や冷たい物が染みるといった知覚過敏の症状が出ることもあります。
酸蝕歯は初期段階では症状が出ないことも多いため、ご自身では気づいていない方も多いですが、一度、酸によって溶かされたエナメル質は、自然に元に戻ることはありません。
放っておくと、歯が黄ばんだり、表面がデコボコになるなど、審美的にも機能的にも問題が生じてしまいますので早めの対処が重要です。
<酸触歯の症状>
そんな酸蝕歯を予防するには、以下のことに気を付けるようにしましょう。
また、歯科医院で定期的に検診をおこない、歯の表面に異常がないかのチェックを受けることも大切です。