小児歯科
お子様の虫歯って?
虫歯はよほど進行しないと痛くないんです。痛くなってから歯医者に駆け込んでも、虫歯が歯の神経まで及んでいて治療回数もかかってしまいます(場合によっては神経を取らなくてはならないこともあります)。お子様にいつまでも健康でいていただき、痛い・怖い思いをさせないためにも定期的なチェックをオススメします。 ここでは当クリニックでの小児歯科治療における症例をご紹介します。
虫歯がどこにあるか
わかりますか?
-
No.1
5歳のお子様の奥歯の写真です。
定期健診でキャンセルがあって9か月ぶりに来院されて虫歯が出来てしまっていました。
写真を見て、どこに虫歯があるかわかりますか? -
No.2
実はここに虫歯があります。これだけ進行してもまだ症状はありません。
見た目ではわからないですよね。
左端に見えるのが大人の歯の6歳臼歯です。
比較してみて下さい。乳歯は歯の表面のエナメル質も大人の歯に比べて薄くて、石灰化も弱いです。
虫歯菌が容易にエナメル質を溶かしてしまい、歯の中で大きくなります。神経のお部屋も乳歯は大きいので油断しているとあっという間に進行してしまいます。 -
No.3
実際に虫歯を削っている写真です。
もちろん麻酔をしないと痛くて出来ません。
上手に出来るお子様だったので頑張れましたが小さいうちに痛い思いをさせて歯医者は怖いところというイメージをつけさせたくないですね。
何とか神経は残すことが出来ました。 -
No.4
治療後の写真です。
虫歯の範囲が大きかったため、銀の詰め物で対応せざるを得ませんでした。今回の件でお母様は猛省してその後は定期的に通っていただいています。
可愛いお子様に痛い思い、怖い思いはさせたくないです。歯医者嫌いのお子様になって欲しくないです。
歯医者は虫歯になったら行くところでは無く、虫歯予防のために定期的に通うところであるという習慣をしっかりつけてあげることが大切です。